乱読日記[186]
本屋に行って本を買うより、電子書籍サイトから電子書籍を買うことが増えた今日この頃ですが、先日、使っているサイトから、「もうすぐコインの使用期限が切れちゃうよ」という案内が。
大した額ではなかったのですが、こういう案内が来ると、使ってやりたくなるのが心理というもので、
むっ。このやり方を弁理士の業務にも使えないものか…!
などと下らないことを思いつつ、いつか読んでみようかと思っていた本をポチった次第です。
▽ (記事内容にネタバレが含まれますので、未読の方はご注意のほど)
■ いまさらかよ、という声もありそうですが、
いまさらです。
…だって、何となく機会を逸してきたのだもの。
■ タイトルからして、あるいは書籍の説明からして、こういう類いの小説、と考えていたものとは若干異なっていました。
語り口は軽妙で、いかにも現代風の小説。これは思った通り。
主に、後輩女子に片思いの恋を募らせる学生の視点から、京都を舞台にした物語が語られる、という、これも事前情報の通り。
京都の町並みには詳しくありませんが、こうして書かれているのを読むと、まるでその場にいるかのように感じられるから、小説は不思議です。あ。いや。思っていたのと異なっていたところの話か。
■ 思っていたのと違ったのは、その内容が軽く(堂々?)ファンタジー小説の様相であったことでした。
要するに男性視点の恋愛小説だと思っていたのが裏切られました。
「天狗」の男性やら、物語全体の背景にいる不可思議な老人やらの行動の数々は、果たしてこの物語の要素として果たして必要なものなのかと思ったのは最初のうち。
こうしたファンタジー的な要素がふつうに物語に溶け込んでいて、違和感もない、ふしぎな小説でありました。
■ ストーリー全体は、一つの終結点に向けてちゃんと進行しており、結末のあり方も私としては好みのものではありましたが、この作者氏は、こういう小説が多いんでしょうか。
まあ機会があれば、もう一冊、手を伸ばすかも知れません。
■ ところで気がつくと、コインで決済したつもりが、全額クレジットで決済されてしまっていました。
システムとして問題ないのかこれ(と、自分の間抜けぶりを棚に上げて文句を言ってみる)。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。


コメント