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2015年7月 1日 (水)

しかくばなし

本日は(既に昨日になろうとしていますが)所用で特許庁まで行ったのですが、途中で寄ったスタバで副会長(関西の方なので東京で出会うのは珍しい)にばったり出くわすわ、雑誌類を読んで帰ろうと思った弁理士会館で、すごく懐かしいお名前に出会うわで、希有な日だなあなどと思ってましたら…そうだ、「弁理士の日」じゃないですか。

▼ この日は毎年、blog のお題をくださる、これまた希有な方がおいででして、今年のお題は「知財業界トリビア」らしいです。
 既にかなりの数の高名な先生方がこのお題で blog を書かれておりまして、私のような者がいまさらなのですが、ここのところ更新も滞っておりますし、横から乗っかりまして、「それでは次のトリビア…」

「特許出願の代理人は、…
 (以下CM)


決してマネしないでください。(2) (モーニング KC)
蛇蔵
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■ 「それでは次のトリビアです

「特許出願の代理人は、…
弁理士でなくても構わない」

 …「0へえ」ですかそうですか

■ こちらが確認の記事です。
 弁理士の××さんに伺ってみました。

「はい。たしかに特許出願の代理人には、弁理士でなくてもなることができます」

■ 弁理士法75条には、

弁理士又は特許業務法人でない者は、他人の求めに応じ報酬を得て、特許、実用新案、意匠若しくは商標若しくは国際出願若しくは国際登録出願に関する特許庁における手続若しくは特許、実用新案、意匠若しくは商標に関する異議申立て若しくは裁定に関する経済産業大臣に対する手続についての代理(特許料の納付手続についての代理、特許原簿への登録の申請手続についての代理その他の政令で定めるものを除く。)又はこれらの手続に係る事項に関する鑑定若しくは政令で定める書類若しくは電磁的記録(電子的方式、磁気的方式その他の人の知覚によっては認識することができない方式で作られる記録であって、電子計算機による情報処理の用に供されるものをいう。)の作成を業とすることができない。

とある。
 弁理士の××さん:

「と、いうことですので『報酬を得て』でなければ、弁理士である必要はありません」

■ (♪ちゃらーん)
 確かに特許出願の代理人には、弁理士でなくてもなることができた。(へー)

■ ということですが、数年前に行政書士の方が代理行為をした結果、弁理士でないのに報酬を得て手続をしたとして、刑事事件になっています。
 特許出願を受け付ける特許庁では、報酬を得ているかどうかが不明なので、代理人が弁理士でなくても受け付けることになっているそうです(伝聞)。また、弁理士を詐称していても確認はしない、とのことです(伝聞)。(へーへー)

■ 捕捉トリビア1
 過去の行政書士による事件を受けまして、現在では、弁理士や特許業務法人以外が代理している場合、問題のある行為でないか確認を求めることとなったそうです(https://www.jpo.go.jp/tetuzuki/t_tokkyo/shutsugan/hiben_boushi.htm)。

■ 捕捉トリビア2
 弁護士であれば、弁理士でなくても代理ができるそうです。
 弁護士法には、「弁護士は、当然、弁理士及び税理士の事務を行うことができる」(弁護士法第3条2項)とありまして、登録すら必要ありません。(へーへーへー)

…弁護士最強じゃないですか。
そうですね。
…なんで弁理士なんて必要なんですかね。
そうですね(ぉぃ

(ネットにて某弁理士の意見)
 特許をやる弁理士の資質には、技術理解と発明の抽出という特殊な技能が必要なので、弁護士先生だとそれはできないと言われる方がおおいですね。
(それに対する別の方のネット上の意見)
 その資質だけあればできるんだったら、弁理士の資格って意味あるんですか。
(これに対し、弁理士からは反応はなかったという)

■ (マジレス)
 だからよう、もうちょっと存在感がでるような仕事をちゃんとしようぜ、おい。

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