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2011年3月28日 (月)

止まれ

暑さ寒さも彼岸まで、と、よく言いますが、私の多忙はたぶん、今月末まで(要するに年度末まで)なので、間もなく余裕ができる予定です(涙)。

今日もまた発電所敷地内の土壌からプルトニウムが出てきたとかいうニュースで、デマが飛び交いそうな勢いですが…

■ 私も原子核物理は、狭い意味での専門分野ではなかったので(私の専攻は原子物理で、原子核物理とは少し違う)、プルトニウムくんのことはそれほど詳しくはないのですが、あの子は酸素と結びつきやすく、基本的に重い固体(粒子)なのでそれほどの距離は飛散せず、また水には頑固なまでに溶けないというものかと思います(wikipediaで確認しましたがだいたい間違ってないようですか)。

■ 原子炉でできるプルトニウムくんには、半減期が著しく長い兄弟(同位体---アイソトープ---ともいう)が多いようです。半減期が長い、ということは、量のわりには放出する放射線量はそれほど多くないはずですが(崩壊過程で放射線を出すので、半減期が長い=壊れにくいということは、量のわりに放射線量は多くないことを意味する)、出てくるのがαというやつで、運動量がでかいのでちょっと嫌だったりするのと、あとは体内に入ってしまうと(吸収率はもの凄く少ないですが)、生物学的半減期(生物の作用で、吸収したものの半量だけ体外に排出するまでの期間)も長く、そういう意味では嫌な感じの物質ではあり、原子炉から流出したんだったら、早めに止まっていてほしいものです(既に流出が止まっている可能性もあるわけです)。

■ もっともこの「プルトくん」、昔ばんばん核実験が行われていたおかげで(?)、いまではどこからもある程度の量はでてくるようですよ(壊れにくいという性質の側面がここでも発揮されている)。
 …というわけでプルトくんについて心配するよりは、よっぽど隣の喫煙者の副流煙だとか、暴飲暴食に注意したほうが健康的な気がします。
 さて、プルトくんの話はここまでにしまして…

■ いつかも書いたことですが、我々代理人が代理している特許出願等について、特許庁は拒絶理由通知等の書面(発送書類)を電子的に送信します。これは電子メールみたいなものをイメージしてもらえばよく、特許庁側では発送書類があるときには、発送書類があるよ、ということを代理人の端末に表示します。
 これを見た代理人は適当なときに、この発送書類を受領する手続をします。すると、発送書類が代理人側端末に受信される、ということになります。そしてこの受信の日が、送達日ということになります。
 仮に「発送書類がある」と知らされても無視してしばらく引き取らないでおくと、そのうち(たしか1月ほどだったと思うが…)しびれを切らした特許庁が、発送書類を紙に印刷して送ってくることになっています。

■ ところが震災の影響で、やはり出願人や代理人のうちには、発送書類を受け取れないという人もあろう、ということで、特許庁は発送書類の停止の申し出を受け付けるようにしたようです。
 詳しい手続は代理人がします。ので、震災で郵便が受け取れない、という地域の出願人の方は、代理人までご相談頂ければ、発送書類の発送が停止され、従って期限が進行してしまうリスクを避けることができるかもです(もっとも、期限延長の適用がありますので、期限が進行しても大丈夫、という場合もあろうかとは思いますが)。

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