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2010年1月19日 (火)

リンゴをめぐる状況

Google の android 携帯がいいとか悪いとか、iPhone より上だとか下だとか、いろんな議論があるみたいですが、私としてはもう、昨年夏に iPhone に契約してしまったので、少なくともあと1年半ほどは iPhone を使い続けないとソンという計算になっております。

▽ いや別段、よく働いてくれますんで、文句はまったくないどころか、代替候補がなければそのまま使い続ける予定ではありますが。

■ それにつけても Apple は、携帯関係にデビューするにあたって、商標以外の権利関係をちゃんと整理しないままだったんでしょうか。
 昨年ごろから Nokia vs Apple の構図が激しいです。

■ まず昨年
の10月、Nokia がネットワーク技術(GSM、UMTS、WLAN)に関する10件余りの特許権侵害でデラウエアの地裁に、Apple を相手取って訴訟を起こしています。この際の Nokia のプレスリリースには、

ここ20年で 40 billion ユーロの開発費用を投じて、1万を超えるパテントファミリーを構築しているんだ、

といった文言が見られます。なんだか、いろんな特許権の侵害が考えられるからいくらでもネタがあるぞ、とでも言いたげな感じです。

■ 一方の Apple ですが、12月に入って Nokia に対して反訴を起こしてます。こっちは13件の特許権を出してきて、侵害だと言っているわけです。「数には数」的な感じ。
 Apple の、いわゆる「答弁書」がここ(http://i.i.com.com/cnwk.1d/i/ne/pdfs/AAPL_NOKCountersuit.pdf?tag=mncol;txt)に開示されてますが、ここを見れば両者がどの特許権で戦っているかがわかるわけです。
 もっとも私の状態としては、こういうものを分析している場合でもないので、ここではご紹介だけに止めておきたいと思います。

■ さて。かと思えば、同じ12月も終わろうという頃、Nokia は ITC に対して Apple のほとんどの製品(iPhone だけでなく Mac も含め)自社の7件の特許が侵害されているとして、輸入差し止めを求めています。10011901001
 この場合の「輸入」は、たぶん、アセンブルした国から米国への輸入をいうのだろうと思います。
 でもって、事態はこれではおさまらず、今度は今月15日になって、Apple が ITC に対して Nokia を提訴。Nokia 携帯の米国への輸入差し止めを求めているという話。

■ なんかもう、Nokia 側も

あれも、これも侵害してる

といってみたり、Apple もなんだかヤケになったように反訴してみたり、両者が感情的になっているんじゃないかとも思えなくもありません。
 「知財情報局」(http://news.braina.com/2010/0118/judge_20100118_001____.html)というところでは、Apple 側の反訴において、不公正な商取引慣行の是正について求めているところから、特許実施に関する交渉が決裂しての訴訟合戦ではないか、と見ているようですが、あまり感情的になりすぎていると、たとえその後に実施権交渉が軌道に乗ってもしこりが残るものですからねぇ。

■ か、と思えば、Apple、kodak にも訴えられているし。
 こちらはデジタルカメラ関係の特許権侵害というのが kodak の主張。
 Kodak って、あまりデジカメな印象はないと思うのですが、それでも当初はそれこそ Apple 社の QuickTake というデジカメを作ってたりしたのです。その頃はデジタルカメラ関係の特許出願も結構していた(いまは知らない)。
 そういうわけで権利だけは持っているわけです。…いや。細々とですが、Easy Share なるコンパクトデジカメを販売してます。レビュー記事すら少ないのですが、米国でのレビューによると、

  • 画質が悪い、
  • バッテリが酷い、
  • フォーカスが遅い

など、散々な評価。まさか、訴訟用(つまり実施してるよ、という申し訳)ではないんでしょうねぇ。

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