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2010年1月18日 (月)

変えてみる はなし

今年は私にとっては厄年でして、普段からそんな大した信心は持っていないのですが、しかし一応は形だけでもと思い、厄払いに神社に行ってみようかと。武蔵国の一宮で自宅から比較的近いところというと、小野神社なのですが、ちょっとばかり交通の便が悪く、例えば車では行かれないで、近隣の駅から徒歩になったりするのですが、お祓いの後のいろいろを持ち帰るのに、それも大変だなぁと。

▽ そうなりますと、武蔵国総社の大国魂神社という考え方もありますが、事務所の位置も考え合わせまして、そうだなぁ、まぁ、以前から大祓なんかでもお世話になってるし、相模一宮の寒川神社まで行ってみようかと。
 しかしながら人づてで聞くところによると、
一月に詣るのは止めた方がいい。混んでいるから。
というのです。まさか、一月も半ばになって…とも思いましたが、今日までのところはこの情報を尊重して、まだ訪れておりません。
 どなたか寒川神社の参詣状況についてご存知の方、教えて頂ければ、幸いです。

※タイマーを使った、昼頃投稿を実験中

■ さて、夏頃の記事でマイクロソフト社のワード差し止めの話を書きました。
 あれの続報、というほどでもないのですが、結局マイクロソフトは、

  • 現行ワードのアップデートによりカスタムXML含有ファイルを含むデータの取り扱いをしないように、
  • 現販売品のリストから、カスタムXML含有ファイルを生成可能な製品を外す

という方向で、侵害回避を行うことにしたみたいです。

■ 件の権利が米国での権利で、また、訴訟も米国内でありますから、我が国では特段のアップデートは必要がないとも言えるのですが、米国側では一部ファイルが開けなくなる可能性があるわけで、若干の混乱は生じるかも知れません。
 まぁ実施し続けている限り損害賠償金の額は積み増される方向ですから、ここで---一部ユーザの不便は承知で---機能の一部を制限したマイクロソフトの判断は、あながち誤りではないと思うのですが、当該一部エンドユーザから見れば迷惑な話ではあります。

■ 特許の侵害警告を受けた後で、当該警告が正当である可能性が高いとなれば、基本的には設計変更による侵害回避策を検討するのが一般的かと思います。特にソフトウエアの場合は設計変更が容易である場合も多いわけです。これが化学製品だったりすると設計変更は容易なことではありません。むろん、ソフトウエアでも、設計変更の結果として、処理速度の劣化だとかいう場合もあるでしょうが、それによって製品の差止を喰うよりもいい。

■ これを逆の立場から見ると---つまり権利者側から見ると---、ソフトウエアの場合、なるべく設計変更がしにくいクレイムが望まれるというわけです。今回のマイクロソフトの事案の場合、USP 5,787,449の Claim 14に係る発明の侵害であると言われているのですが、このクレイムの構成はあまりに単純ですし、別の方法で同じデータを生成することが困難ではないかと思われるフシがあるので、カスタムXMLを吐く機能を維持しつつの設計変更は容易でないかも知れません。
 わずかに、上記クレイム14のうち、メタコードのメニューを提供する工程というのがあってもなくても構わないもの(別の方法で置き換え可能なもの)にも思えますが、侵害の訴訟現場でこの工程が、実施品のどういう部分に対応すると読まれたかによって、その辺の判断も変わりますから(そして私もそこまで突っ込んで見てはいませんから)、迂闊なことは言えません。
 まぁ、このクレイムをよくぞ通したなぁ、ということなんでしょうが。

■ カスタムXMLと同機能の類似ファイルを生成するという方法が採用できる場合、そもそものデータ構造を改変すれば、件のクレイム14を侵害せずにすむ方法があるかも知れません。この場合、他社製品との互換性が犠牲になる可能性がありますが、マイクロソフトがその巨大なシェアを背景に攻めることにしたら、世界だってひっくり返るかも知れませんしね。
 しかしまぁ、カスタムXML以外の方法を採用するというのも、既に docx フォーマットがXML寄りに設計されている以上、マイクロソフトとしてもあまり採用できない案かも知れません。

■ 設計変更が容易でないという場合は、実施権の獲得に動くか、あるいは実施を中断するかのどちらかになります。マイクロソフトの場合、一旦実施を中断して訴訟を継続する道を選んだ、ということのようです。問題を一時棚上げしたみたいな解決策ですが、今後のマイクロソフトの出方が興味深いところです。

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