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2009年1月29日 (木)

細かいニュースネタたち

すこしフライングした気分だ。昨日 Bilski ネタを書いたばかりだが、実は petition が出ている。これも話に入れるんだったか。

▽ とはいえ、もともと最高裁の判決を受けての Bilski(@CAFC)だったわけで、この petition は、どう扱われるんだろうー。

■ ここへ来て、ちょっと細々したニュースがたくさん入ってきた。一つは、PCTの値下げ。
 値下げの理由は為替の変動によるものなので、外国へ出す分だけの減額になる。
 具体的に言うと、PCT出願では、国際出願手数料と、調査・送付手数料との支払いが必要になるのだが、そのうち国際出願手数料は WIPO-PCT, Geneva の口座宛に振り込むことになり、調査・送付手数料(EPOで調査しない場合)は普通の国内出願同様、予納だとか、電子現金納付などを使う、国内宛の支払いである。
 従って、今回の減額対象は、基本的にはこの WIPO-PCT, Geneva 宛の部分だけ(EPが調査するときの EP 宛の額も減額されている)。
 WIPO-PCT, Geneva の口座は、三菱東京UFJ銀行の虎ノ門支店にある。三菱は、ネットバンキングもやっているのだが、この WIPO の口座へはネット振り込みはできないらしく(やってみたができなかった)、ATM 操作が必要になる。ちょっと面倒である。

■ 現在の額では、用紙30枚までは基本料金の、133,400 円。30枚を越える用紙一枚あたり 1,500 円が加算される。ただしオンラインでする場合、ここから 30,100 円が減額される。
 それが、2月15日以降は、基本料金が30枚まで 113,200 円で、30枚を越える用紙一枚あたり 1,300 円が加算、となる。で、減額分は、25,500 円に圧縮される。
 んなわけで、2月15日からPCTがちょっぴり安くなる(くわしくは、http://www.jpo.go.jp/tetuzuki/ryoukin/pdf/pct_ryoukin/syutugan.pdf)。
 とは言っても、PCT出願の多くは優先権の主張を伴うから期限もあって、この日を待ってはいられない場合もあるので、例えば2月14日に優先権主張の期限が切れるとかいうと、ちょっと涙ものかも知れない。

■ 外国出願の料金は、事務所によって支払いのタイミングってのがある気がするけど、外国へ送金する額が大きい場合は、お客様からのお支払いを待って送金、という人も結構多いみたいだ。
 この場合、ある日の為替レートで換算してお客様に請求を申し上げておき、後日のレートで送金するので、当然ながら為替差益・差損が出たりする。つい先頃までは円高傾向が続いたので、これで差益を出した事務所も多かったのではないか。
 それにしても円高になってからずいぶんと経つのに、いまごろ料金改訂をするとは、特許庁は、どれくらい…、いや、やめておこう。

■ PCTといえば、2008 年の国際特許出願件数、いままでパナソニックが毎年1位獲得だったのだが、昨年は 371 件減になり、合計 1,729 件となって第2位に後退したらしい。新たに第1位になったのは、中国の通信機器メーカーで、1,737 件。その差はわずかに8件だが、こちらは前年比 372 件増だから、傾向として、日本の出願件数減傾向が続く限りは、この差は開く一方になるんだろう
 まぁ、出願件数がすべてではないが、発明の評価はなかなか難しいものである以上、いいものも漏れているかもしれませんぜ、と(いや、別段自分の稼ぎを守るためだけではないが、それもないではないけど)、言いたくなる。
 PCTも、なかなかいい制度なんだけどねぇ。使ってもいいような場面で、あまり使われていないような印象もあるねぇ。私ら弁理士側からのアピールが足りないのかな…。

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