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2008年10月 9日 (木)

よしなしごと

本日はちょっとしたことで眼を酷使したせいか、事務所を出るころには眼が痛かった。なるべく遠くに目をやろうと空を眺めたら、東側には月がかかっていた。いつの間にか雨も熄んだのだなぁと思いつつ歩を進め、ふと気がつくと、キンモクセイの香りが漂ってきた。なんだか、秋らしいなぁ。

▽ 今回はそういうわけで、少し目をいたわりつつ、心に映り行くヨシナシゴトを、そこはかとなく書きつくってみようかと。

■ 帰りの電車中もなるべく目を遠くにやろうと、本を読まずに、車窓の外を眺めていたのであるが、日野駅を出る頃、外にあった電光ニュースでそれを知った。なんとまぁ、こんどはノーベル化学賞というわけで、よくも連続したものだが、これは受賞者が語る通り、偶然ではなく、日本人を選択的に受賞させたものであろう。しかしそもそも物理学賞と化学賞との発表が一日ずれているのは、そういうものなんだろうか。そもそも受賞者には、ストックホルム(だったよね、財団?)から直接、連絡がくるんだろうか。
 日本とストックホルムとの時差は−8時間だそうである(もっとも、今月26日までは夏時間の関係で−7時間の時差であるという)。仮にノーベル財団が午前10時に発表したとすると、東京では午後5時に発表が伝えられたはずである。おっと、受賞者は米国だったっけ??

■ 読売新聞の記事で、

『「長良川温泉」にブランド商標、登録査定の内定通知』

という見出しがあって、なんとなく、突っ込みどころが多いんですけど…という気に。
 「ブランド商標」は、なんとなく「馬から落馬」風というか…。これは要するに「地域ブランド商標」と言いたいのであろう。ま、それはいい。問題は「登録査定の内定通知」かなぁ。「内定」っていうのは何なんじゃ。
 「内定」を手元(MacOS X 標準)の国語辞典でさっと引いてみると、「正式の発表の前に内々で定まること」とある。なんだろう。特許庁の審査官から

「これなら登録しても良いですよ」

とかいう口頭の連絡を貰ったということなんだろうか。
 と、思って記事内容を見てみたら、

登録査定 = 内定通知

ということだった。ははぁ。登録査定と設定登録とを区別して、登録査定を「内定」と考えたわけだな。これは。いや、登録査定は「内々」じゃない気がするなぁ。

■ その昔、働いていた事務所での話、弁理士の一人が特許庁の審査官から

「登録してよい」

旨の連絡があり、期待して待っていたら拒絶査定が来た、ということで、審査官に問い合わせの(苦情?)電話を入れていた。
 結論からすると、審査官自身は登録してもよいという心証を得たのであるが、上司からダメだしされたとのことであった。
 要するに、審査官の「登録してもよい」的連絡は、必ずしも正式の通知と結論が同じではないというわけで、こちらならば「内定」という感じがしないわけでもない。

■ ここのところ、遅れている研修単位の取得を集中してやってしまおうと思って、なるべく e-learning 研修の時間を作るようにしている。このために、コンピュータ上で動画を見ることにちょっと食傷気味なのであるが、特許庁HPに気になる動画が。

  •  「知っておこう商標のキホン」
  •  「サポートします! 地域ブランド」

の二本で、どちらも早見優さんが出演されていて、何らかの紹介をしているらしい。
 一度見てみたいと思うわけであるが、今日は目が痛いしなぁ…。

■ そういえば、同じ商標関係のニュースで、明石の子午線で「軌道星隊シゴセンジャー」なる商標(標準文字)が登録されたのだという。相変わらず、この種のニュースでは、指定商品/指定役務については報道されないわけだが、当該商標を IPDL で調べてみると、登録番号は5161843号。指定商品は、16類の紙類、文房具類、印刷物。それと41類の技芸・スポーツ又は知識の教授、ということだそうだ。
 商標権者は明石市であるが、どうやら明石市立の天文科学館で使われる予定のものらしい。なんかようわからんが、シゴセンジャーの標準文字を文房具に付して、キャラクター商品とでもして販売するつもりなんだろうか??

 話によれば、これは子午線を「子牛(こうし)線」と読み違える子供たちにアピールすることが目的だとか。まぁ、そもそも普通に過ごしていれば子午線自体を知っている必要はないよなぁ。
 ところで、子午線の定義を正しく言える人っているんだろうか。
 これについては国語辞典より、wikipedia の説明の方がわかりやすくて、

「地球上の同一経度の地点を結んだ仮想的な線」

 なんである。よって、別に明石市にしか子午線がないわけではない。ただ、明石市には、東経 135 度というちょっきりした値の経度の地点を結んだ仮想的な線が通っているというわけで、この東経 135 度の子午線を、「日本標準時子午線」としているだけのことである。
 そしてこの日本標準時子午線における「時刻」を、日本標準時(JST)と定めているわけである。実際には、東京の方が、明石よりも時刻は早い(より日付変更線に近い)はずなのだが、日本は時刻をバラバラにするほど国土が東西に広くないので、明石での時刻を以て、日本全国各地の時刻としているというわけである。
 つまり、ストックホルムと日本との時差が−8時間、というのも、ストックホルムとこの明石市との間の時差が−8時間という話なわけである。
 だからどうだというわけではない。単に話を先頭につなげてみただけのことである。

 しまった、先週も今週も「乱読日記」を書いてないや。

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