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2008年9月 4日 (木)

キーボードの はなし

08090401_2仕事の関係上、キーボードとの付きあい時間は長い。そのためか、キーボードを巡るエピソードは、ひきもきらない。

▽ そうしたエピソードの中でも数多いのが、

「水をこぼした」

というネタである。

■ そもそもキーボードに水をこぼした場合、キーボードの下にメインの基板があるようなノートタイプでは致命的な事故につながる。そうした事故は知っている中では1件。しかもこぼしたものは砂糖たっぷりのジュースだったときていて、ハードディスクの中身は無事だったものの、データを取りだすためにメイン基板の修理を依頼し、全体で10万円を超える修理費用がかかった。

■ メイン基板が下になくても、キーの接点に水が入り込むと、意外な副作用を生じる。ある人の例は、---伝聞なのであるが---ビールをキーボードに「飲ませた」結果、画面に表示されたアイテムを選択するためのカーソルが目まぐるしく動き回ったそうである。その人は、タイミングを合わせて、エンター・キー一発。見事、その時点での書類のセーブに成功したという。
 しかしながら、電機機器に液体をこぼすことはよろしくないので、注意が必要である。
 これらの他にも、ある人のキーの一つが叩き割れていた(タイプにかかる力が強いのかねぇ?)、とか、特定のキートップがツルツルにすり切れていたとか、キートップの文字がすっかり消えていた…とか、それはもう酷使の歴史がわかるような…。

■ キーボードに関する好みもいろいろで、キーストロークの深さやキータイプの音、キーの配置や種類などにこだわりのある人も多い。この位置にデリートキーが必要だとか、コントロールキーはここに欲しいとかいろいろなんである。

 私個人としては、HHK(Happy Hacking Keyboard)か、それより若干ストロークが深いくらいが丁度いいのだが、HHK は若干高めだしなぁ。  あぁ。キーの配置といえば、電卓のプラス、マイナスやイコールキーの位置は、大手メーカーであるシャープとカシオとで異なるようで、経理をやっているような人たちにとってはその相違は決定的なものらしい。つまり、一旦シャープで慣れてしまうと、次回以降はシャープしか買えなくなる…というような話である。   PFU Happy Hacking Keyboard Lite2 日本語配列/白/USB PD-KB210W/U

■ そういえば先日、マイクロソフトがページ・アップ、ページ・ダウンキーに関する特許権を取得したとかで話題になっていた。某巨大掲示板では、

「そんならオレはエンターキーで特許を取る!」

というような話まであったらしい(伝聞であるが)。
 いや、それは無理だろう。

■ 当該のマイクロソフトの特許クレイムは、

1. In a computing environment, a method comprising:
     displaying at least one page of a document that has multiple pages, at least one of the multiple pages, and the displayed at least one page including a first page displayed beginning at a starting point offset from a top of the document and from a top of the first page;
     calculating a height of at least the first page;
     calculating a row offset of the starting point of the first page;
     calculating a vertical offset at the starting point of the first page, wherein the vertical offset is calculated according to a formula of the form {[(p-1)/c]h}+r, where p is equal to the number of pages in the document, c is equal to the number of columns of the document which are simultaneously displayed, h is equal to the height of at least the first page, and r is equal to the row offset of the starting point of the first page;
     receiving a command indicative of a whole page-based incremental scroll request related to changing first content currently being displayed in the at least one page;
     determining a whole-page increment for scrolling from first content to second content, wherein determining the whole-page increment includes calculating a vertical offset at a second starting point in the document, the vertical offset being calculated according to the formula V1±(cr), where V1 is the vertical offset at the starting point of the first page;
     and changing the display to display second content, by replacing the at least one page of the document with at least one other page, the display of the at least one other page beginning at the second starting point.

というようなもので、普通のページアップ/ダウンキーとはちょっと違う処理が行われているわけである。決して「エンターキー」というだけでは特許にはなるまい
 そのキーを押したときに、何か新規な処理が行われるというのならば、その処理の内容次第では権利にならないとは限らないが、その場合、エンターキーという限定は殆どの場合、余計な限定になるんじゃないだろか。っていうか、マイクロソフトの上のトップクレイムでも別に page up/down キーなんて書いてないじゃん(従属項には限定があるが)。ま、当然だと思うが…。

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