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2008年1月21日 (月)

来年度試験公告

弁理士会の委員会活動は3月には終わるので、そろそろ来年度の委員会の人事アンケートが出始めている。私は、会派の方から委員会へ出席しているのではなくて、任意に参加しているので任期というものはないが、多くの会派では、2年間継続して活動することを求めていることが多いようである。
 また、委員会によっては委員会の方で任期を設定しているところもあるようで、例えば試験委員会は2年任期と聞いているが、本当かどうかは知らない。

▽ 先週末の18日に、来年度の試験が公告された。それによると短答式が5月18日、論文式の必須が6月29日、選択式が7月20日、口述は10月10日から17日までとなっている。同時に試験委員も公表されている。

■ 文系的学習法
 以前、受験指導の教師から聞いたのだと思うのだが、

「大学の文系学部へ行って、教授の本も読まずに講義を聞いても仕方がない」

という話を聞いたことがある。これが現実的な話なのかどうかは知らない。それはそれとして、試験委員として公開された人名を見て行くと、審判長や大事務所の所長さん、弁護士さん、そして大学教授と相変わらずな感じだ(あたりまえか)。

 中には、本を書かれている先生もおられるのだが、どうも法科大学院の知的財産関係の教授が多いようで、意識した人選なのか、そうでないのか…。

■ 例えば、井関涼子先生は、同志社大学の法学部の教授である。
 論文リストからすると、少々米国との比較法的研究をしているっぽい気がするのだが、特許発明の実施、冒認出願、従業者発明などの論点が見られる。

 書籍としては、こちら:
□ 知的財産法演習ノート

が必携書になっている。
また、特許法の体系的書籍については、
□中山信弘「工業所有権法 上」

□高林 龍「標準特許法(第2版)」

□田村善之「知的財産法(第4版)」

を推薦している。

 まぁ、いまからできる勉強法として、とりあえず体系書を何度か繰り返して読むことはあり得るだろうけど、ただ、論文に必要なキーワードを一冊で網羅しているような書籍は、最近はないような感じなのだけれど。

 あぁそれと、授業の内容からすると、特許権の主体の問題、審判の請求人適格や審理範囲の問題、クレーム解釈論として均等論、間接侵害、一部実施、共同侵害、権利消尽の問題などがある。

■ 問題予想をするわけではないし、こういうことをしても意味がないのは分かっているが、
 両先生に共通のテーマというと、特許権の主体の問題(冒認のときの救済など)、権利侵害の問題(均等論、間接侵害等)などだろうか。後者は物凄く広い話だが…。そういえば、冒認救済の問題っていうのは、いまのところ出題されていなかったっけ??

 なお、島並先生のウェブページ(http://www2.kobe-u.ac.jp/~ryo/)には、司法試験の知的財産権法の問題が掲載されているので、まったくの参考まで。
 当然ながら、大学や司法試験の試験問題と弁理士試験の問題とが同じようになるとは限らないので、念のため…。

■ そういえば
、そろそろ雪が降っているのだろうか。東京都は雪が降ると交通機関がかなり麻痺するのであるが、共通一次---おっと違った---センター試験は一応終わっているようで、受験生の方にはよかったのではないだろうか。ちなみに弁理士試験では雪が降った話は聞いたことがないが、夏季の試験なので、以前はエアコンのない部屋で汗をかきかき論文を書いていたわけである。その頃の体験談は、だいたい平成10年頃までの合格の方に聞いて見られると、よくわかる。おっと。これは脱線、脱線。
 今日の交通機関の乱れが最小限であればよいのだが。

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