« 弁理士・仕事の流れ | トップページ | [弁理士試験]特許法案内(14) »

2006年11月30日 (木)

コーロンボー!

最近 Amazon からご紹介した商品のうちで、知財や弁理士試験に関係する書籍に次いで驚くほど人気の高かったのが、「刑事コロンボ コンプリートDVD-BOX」である。そんなに人気があるのかと改めて驚いてしまう。ビートルズのニューアルバム(LOVE (通常盤))が新宿タワーレコードで1位になっているのと同じくらいビックリである。
 実際には新シリーズが含まれていないのだが、旧作45本が収録されて、2万円弱(Amazon価格)という「お値打ち」ものである。

▽ それが今日、届いてしまった

■パイルD3の壁
 さっそく、好みの作品から「パイルD3の壁」を食事中に観賞した。順番に観ていくことも考えたが、一覧して逡巡しているうちに、やっぱり好きなものに手が出たというわけだ。
 「パイルD3の壁」は、建築家が資産家の妻を篭絡して一大建築計画を構想したものの、事業計画を知った当の資産家の猛反対に遭い、資産家を殺害してしまうという話である。そのままならば、資産家の遺産が妻の財産となって、建築が続けられるべきところ、遺言のために、資産家の死後、遺産が信託となって、妻は年金を受けとることができるのみとなる点が問題になる。年金では事業計画を支持できないわけだ。建築家は、資産家の妻が、その資産を意のままにできるよう、資産家が生存している可能性をにおわせ、遺体を隠匿し、失踪を装うが…。

 コロンボらしい、専門家相手の事件で、建築に興味を持ったふうを装いながら相手につきまとう。途中、基礎工事のパイルを掘り出すシーンは、このシリーズ中の圧巻だと思う。

■ロンドンの傘
 次いで観てみたいと思うのは「ロンドンの傘」である。記憶にしかないが、最後にコロンボのいたずらによって犯人が自白を始めるところ、ロンドン警視庁の部長刑事がコロンボの能力を正しく評価して捜査を見守るところなどが好印象であった。またロンドン中を観光してまわるコロンボの姿がユニークで、フーテンの寅がウィーンに行ったような、そんな印象がある。いや、「歌声の消えた海」なんかもあるなぁ…。

■とはいえ、現実としては期限の近い仕事があって、なかなか十分な時間をとれないのがストレスになる。仕方ないけど、しばらくはちょっとした時間を見つけて「つまみ食い」をするしかないだろう。さいわい、どれもだいたい70〜90分程度のTVサイズだし、どれも独立した作品だから、1本ずつ「つまみ食い」するのに問題がない
 なお、映像本編以外の特典らしき部分は、2,3確認した限りでは、皆同じ内容のようだった。本編が楽しみなので別に構わないけど。いやいや、往年のコロンボをご存知で、興味のおありの方、この「刑事コロンボ コンプリートDVD-BOX」はオススメ品ですよ。
 あと、コロンボといえば、あのヘンリー・マンシーニの「ミステリー映画のテーマ」という曲を思い出される方も多いと思う。このテーマ曲は、残念ながら、各回のイントロとしては使われてはいないようである。少なくとも今回観た「パイルD3」では聴くことができなかった。このテーマ曲は、「ベスト・オブ・ヘンリー・マンシーニ」というアルバムに収録されている。短いが「コロンボだなぁ」としみじみしてしまう曲である。

■ところでピーター・フォーク出演の作品といえば、大学浪人中の予備校時代、予備校をサボって友人と観た、「ベルリン天使の詩」(DVDは、「ベルリン・天使の詩 デジタルニューマスター版」)も良かったです。この映画によると、コロンボはそもそも天使だったらしいですが。

□コロンボ・コンプリート:

□ベルリン天使の詩:

□ヘンリー・マンシーニのベスト盤:

|

« 弁理士・仕事の流れ | トップページ | [弁理士試験]特許法案内(14) »

コメント

こんにちわ。
アドバイス有難うございます。
自分が受けている論文基礎講座ですは、
論文は、①原則から例外に書く②措置系の問題は、チェックリスト
を作成して訓練する等の指導を受けました。
①に関しては、共同発明の場合、まず29条1項柱書から38条を
書くと指導されました。
特に改良発明の問題の場合、国内優先を最初に書くのは、駄目だと
指導されて、先生にご質問したら、条文を読みこんでくださいと指導
されたのですが、イメージができないで、ご質問しました。
②ですが、論文試験の講座では、論文のスタイルがよくわからないのでスタイルを身につけるにはどのような勉強したら良いでしょうか?
自分は論文過去問題集で、必要な知識を吸収したり、論文の答案構成
の訓練をしています。
先生のブログは、大変勉強なるので、いつも拝見しています。
是非ご指導・アドバイス宜しくお願いいたします。

投稿: ぴょん吉 | 2006年11月30日 (木) 10時26分

>特に改良発明の問題の場合、国内優先を最初に書くのは、駄目だと指導されて、先生にご質問したら、条文を読みこんでくださいと指導されたのですが、イメージができないで、ご質問しました。

ははぁ。なるほど。わかるような気がします。
改良発明とはいえ、普通の発明です(だいたい一般に、発明というのは何かの改良発明です)から、通常出願が原則というように考えておられるのではないでしょうか。条文を読み込め、というアドバイスはちょっと分かりませんが、通常出願可能ということに気づいて欲しかったのではないでしょうか。

一般的に申し上げて、論文試験で「改良発明の出願について相談された場合」のような切り口の問題があったとすると、最初は「出願」すら考えず、「検討」から始めるのが普通かと思います。

まず出願(この例の場合は請求範囲として記載することに同義です)に値するかを検討し、次に通常出願とするか、先の出願の補正によって対応するか、国内優先制度を利用するかを検討する、という流れになるでしょう。改良=国内優先という固定的な思考をしてはいけません。特許法に規定された手続のいろいろなオプションを考慮に入れて下さい。おそらく、ご指導に当たられた方は、そういうオプションのなかで、スタンダードなもの(この場合は通常出願)から順に列挙しなさい、というご趣旨だったのではないでしょうか。

>論文試験の講座では、論文のスタイルがよくわからないのでスタイルを身につけるにはどのような勉強したら良いでしょうか?

スタイルというのは項目の挙げ方とか、そういうことでしょうか。そういう意味ですと、合格論文スタイルは、実は様々で、極端な例では項目を分けずに記載するべき事項を箇条書きに羅列したものもあり、また、答案構成にちょっと肉付けしただけのそっけないものもあります。むろん、司法試験ばりに論述を展開したものもあります。
 弁理士試験としてオーソドックスなスタイルをごらんになりたいのなら、いろいろな受験機関が発行している論文サブノートや、論文合格マニュアルの類いが参考になるのではないでしょうか。

投稿: ntakei | 2006年12月 1日 (金) 02時02分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: コーロンボー!:

« 弁理士・仕事の流れ | トップページ | [弁理士試験]特許法案内(14) »