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2006年10月 5日 (木)

オンガク

Beatles の新アルバムが発表になる、というニュースで驚いてしまった。なぜって、メンバー半分(ポールとリンゴしか残ってないじゃん)になってるのに、どうしてニューアルバムが出せるんだろうってことだ。Free As a Bird だとか、Real Love のときは、ジョンのデモテープが残っていて、それに被せた、という話だったと憶えている。じっさい、Real Love は、ジョンがギター一本で歌っているのが、「イマジン」のサントラに入ってる。

▽ 音楽といえば、近ごろ大学時代のノートを家捜ししていて、ぐうぜん、一般教養科目の一つだった "World of Music"(金澤正剛教授)のノートを見つけてしまった。ついでに、その講義で使われたテープも出てきた。

■この講義では、学生には Assignment Tape というのが作られて配付された。このテープには、宿題として聞いてくる音楽がつまっている。講義は最初、民族音楽から始まり、次にヨーロッパと日本での音楽史を駆け足でレビューする。このヨーロッパ編の最初のテープ(テープは全部で8巻ある)には、中世音楽が録音されている。

久々に引っ張り出して、テープをかけてみると、テープ独特の転写*が発生していて、聞くに堪えない状態になっており、ちょっと残念。

* 巻かれた状態で放っておくと、一周内側のテープと外側のテープとの間で、記録された磁気情報が相互作用し、情報が繰り返して記録されてしまう現象。

グレゴリオ聖歌というやつ。いつぞや流行したように記憶しているが、もとは中世において、聖グレゴリウスI世が、各国でばらばらだった聖歌を統一して、礼拝の仕方を提唱したときに現れたものだという。

たまさかには、こういう心洗われるようなグレゴリオ聖歌もいい。テープにあった曲のうち、いくつかは iTMS にもあった。

□ Graduale, "Haec dies":   Alessio Randon & Aurora Surgit - Paschale Mysterium: Gregorian Chant for Easter - Haec dies. Confitemini (responsorium - graduale)

□Hymnus, "Conditor alme siderum":   Orlando Consort - Busnois: Missa O Crux lignum - Hymn: Conditor alme siderum

ちなみに仏教の読経は、あれはあれで音楽じゃないか、という講義もあった(「音楽と音楽でないものとの境界はどこか」という論題)。

先頃、惑星の定義もなかったのかと天文学者を嗤ったが、なんのことはない、著作権の対象になるべき音楽だって、定義らしい定義はないのじゃないか。あやしい境界例みたいのがあるんじゃなかろうか。仏教の読経も音楽と思って聞けば、それなりに音楽であるが、読経も「実演」として保護しますかね。

また、これは別な観点だが、音楽はやはり、宗教的な気分の昂揚と音楽というのとは不可分なもののようである。悪い例になるが、第二次大戦中のニュース映画で、盛んに音楽が使われているのは、そういう昂揚感と関係があるんじゃないだろうか。そう思って見ていると、最近のニュース番組でも音楽の利用が目立っているように思う。なんとなく意識下に影響していないか、ちょっと気になったりする。

■その後、講義は現代音楽に至るのであるが、個人的には現代音楽のほうがよっぽど音楽性がない。もっとも、武満徹などは、ものによっては十分な音楽性があるが、映像と一緒に聞くのなら不思議に平気なのだが、音楽のみで鑑賞していると、私にはちょっと耐えられない。

□武満徹,"I Hear the Water Dreaming" :   G!)ran S!)llscher & Patrick Gallois - Takemitsu: I Hear the Water Dreaming

現代音楽に分類される人としては、映画「ピアノ・レッスン」で著名になった、マイケル・ナイマンは、かなり趣味にあう。

□ナイマン,"The Heart Asks Pleasure First":   Michael Nyman & Various Artists - Pure Cinema Chillout - The Heart Asks Pleasure First / The Promise (Edit)

この、ナイマンの曲は月並みだけど、とてもいい。

次のようなのは、私はダメ。どうしても。

□ストックハウゼン:   Ole !)rsted, Rosalind Bevan & Yvar Mikhashoff - Stockhausen: Mantra

現代音楽でもいいのがあるんだろうけどな。

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