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2006年7月 7日 (金)

ばけたん

ダイム、という雑誌があって、弊所の雑誌棚には毎号必ずおいてあるのであるが、この中で、小山薫堂のレッドデータリストというコーナーが結構おもしろい。今回のレッドデータリストに登録されたのは、「ばけたんストラップ」という可愛らしい名前の携帯用ストラップである。

▽興味を引いたのは、これが「おばけ探知器」だという点である。おばけ探知器?? 高校時代に「少年サンデー」あたりに連載されていた「究極超人あーる」というのに、おばけ探知器があったような気がするが、あれはフィクションだと思っていたが。

※ばけたんストラップ。販売元の「ソリッドアライアンス」の楽天市場店より。

ばけたんストラップ

↑クリックすると楽天にとびます。

■多少興味のあることもあって、少々高価ではあったが、有効期限の切れそうな量販店のポイントを活用して、一つ入手してみた。
 原理を説明するウェブページによると、空間の異常さを測るという。より詳しく見ると、このストラップ型の「ばけたん」では、ピエゾ素子を内蔵し、乱数を発生させているという。ピエゾ素子というのは、かけた電圧の大きさによって体積を変化させることのできる素子である。主としてチタン酸バリウムなどを用いる、というのは少々古い知識かも知れないが、高橋秀俊の「物理学汎論」にかいてある。ほかにも水晶やロッシェル塩などがあるようだが、伝達率の高さや温度などへの安定性ではチタン酸バリウムが適切らしい。

※物理学の書としては異色だが、まとめ方が一風変わっていて大変面白い、「物理学汎論。」

■逆にこのピエゾ素子に圧力を加えると、それに応じた電圧信号をとりだすことができ、微小質量を測定するセンサとして働かせることもできる。
「ばけたん」は、こうしてピエゾ素子から得られた電圧信号を用い、複数個の乱数を発生させるものと思われる。おそらくはピエゾ素子が出力する電圧信号を乱数の種(シード)として※、乱数発生の処理を複数回繰り返すのではなかろうか。そしてその統計量からオバケがいるか否か、と判定するようである。

※乱数には、種がいる(「Numerical Recipes」等を参照)。

■統計量がどんなものか判らないので憶測の域はでないが、分散あたりが適当じゃないだろうか。例えば、シードとなる電圧信号が、予め定めた「基準状態」にあるとき、正規分布する乱数群を発生させる乱数発生ルーチンを採用する。そして、この乱数発生ルーチンで正規分布に近い乱数群が得られれば、「正常」と判断することになる。一方、偏りが発生するなど正規分布に近い乱数群が得られない場合、「異常」と判断するしかけである。

■ところがわからないことが2つある。一つは、オバケの性質を判断していることだ。いわく、「赤」のランプが点灯すると、悪いオバケ。「青」が点灯すると、良いオバケ、とのことだ。先程、私の近くで「ばけたん」が青く光ったが、これは守護霊が出現した、と解釈されるらしい(迷信等を信じる方でもないが、実際に点灯すると、ちょっと「ぎょっ」とする)。
 統計量的な解釈で、2つの解釈があるとすると、ばらつきの程度が極端に小さくなる場合と、ばらつきが極端に大きくなる場合とに分けられるのだろうか。このあたりは良く判らない。

■もう一つわからないのは、「バリアモード」というものだ。赤色ランプのオバケが出現したときに、本体に設けられたボタンを所定時間以上押下した状態にしておくと、バリアモードとなって、空間の影響を受けにくくしてくれる、という。どうやってるんだろう。もしかして、ピエゾ素子に逆相の電位を加えているのだろうか。これまたちょいと良く判らない。

■一種の話題に、と思って手に入れたわけであるが、万一、赤く光ったらどうしたらいいのか。却って臆病になってしまっているように思う今日この頃ではある。夜中に光られてもなぁ…

懐かしの?? 「究極超人あーる。」

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