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2006年7月28日 (金)

乱読日記[28]

「ダーリンの頭ン中 英語と語学」,小栗左多里&トニー・ラズロ

毎週1つは試験ネタを入れようと思いつつ、しかし曜日が決まっていないというのも格好悪いかな、というわけで、金曜日は弁理士試験のネタにしよう。と、先週考えたばかりなのであるが、先週の試験ネタについて、同僚から痛烈に批判されたので、内容の練り直しを図ることに。そんなこんなで、今週早くも、金曜日が試験ネタになりませんでした。一日分、記事を繰り上げて「乱読日記。」

▽今回のこれ、まんがです。まんがですとも。ええ。

 

オビに書かれていたのだが、「ダーリンは外国人」というマンガの姉妹本らしい。そちらの内容を知らないので(いつか読んでもいいけど)、設定がよくわからないが、どうやらこの二人(小栗左多里&トニー・ラズロ)はご夫婦らしい。

奥さんは漫画家だというのは良く分かるのだが、「ダーリン」こと、トニー氏の職業は、この本からは不詳である。

内容は案外、濃い。tension の語のニュアンスから始まり、the の発音問題(the は、母音の前にあっても「ザ」と読むことがある、というか実は…)、「V」や「th」の発音、語源問題等々、トニー氏、言語について驚くべき博識なので、てっきり言語学の教授かなにかかと思ったら、「言語学オタク」らしい。オタクもここまでくると素晴らしい。

"the" の発音については、大学時代に同様のことを聞いた覚えがある。この本にはないが、定冠詞だけではなく、不定冠詞の"a" や "an"も同様で、母音の前だから "an" というようにはネイティブは考えておらない。「母音の前では"an"でしょ?」と聞いた人がいたのだが、ネイティブスピーカーは、数秒考え込んでから、「いや、場合による」と答えたらしい。まぁ、結局のところコミュニケーション手段としての言語なんてその程度のものと割りきっておくほうが、健康的である。いいかげん中学高校でも文法学者ごっこはやめて、コミュニケーションに重点を置いたらどうか(それとも、もう時代が変わってやってるのかな??)。

と、いうわけで、英語発音についての素朴な疑問や、記号の読み方様々など、言語学のいろいろをちょっと面白く紹介していて、「豆知識」マニアにはオススメ品である。

言語学のいろいろといえば、こちらの本もなかなかいける。高校時代の課題書だったのだが、課題書でこれだけ面白かったのも珍しい。

…でも、もう入手困難なのかな。代り?というか、こういうのも見つけた。同じものかな??

こちらの本は、「あの」ベルリッツ家の人の著書です。

こちらが、「ダーリンは外国人。」2冊あるみたい。

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