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2006年4月18日 (火)

[弁理士試験]問題予想法

今日4月18日は、特許法の前身ともいえる、専売特許条例の制定の日(明治18年)で、全国的に「発明の日」ということになっている。まぁ、あまりお祭りな気分のものではないが、イベントもいくつかある。

さて…

「パテント」誌というのがあって、これは、弁理士登録後に毎月送られてくる雑誌である。毎月何らかの特集が組まれて、座談会だとか、論文掲載などがされるものであるが、11月号は、伝統的に(?)、受験界に名高いS先生の試験検討文が掲載されていた。

▽ところが、昨年のパテント誌11月号をひっくり返してみたが、どうも試験問題の検討がなくなっていたようだった。S先生がパテント誌の編集委員から降りちゃったんだろうか。そこまで調べなかったけど。

弁理士試験でも、他の多くの試験の例に漏れず、毎年ある程度の問題予想が行われる。どこどこの受験機関の答練(答案練習会)問題がそっくりだったとか、そんなことがまことしやかに囁かれるのである。

試験制度が変わってからまだ4年だし、事例問題が多くなっているから、傾向が掴めるかどうかはわからない。特許だけで見てみると、

  • H14 (1)職務発明、(2)利用発明
  • H15 (1)中間処理実務(優先権主張、補正、分割)、
  •     (2)「試験、研究」の意義 侵害訴訟での抗弁
  • H16 (1)在外者の国際出願手続
  •     (2)無効審判審理方式
  • H17 (1)共同発明に係る特許出願手続
  •     (2)共同発明に係る中間手続

となってきていて、とらえどころが難しい。ただ、基本的に出願手続や中間手続に関わる内容を聞いている。話題性とは多少外れた部分もあるから、予想が難しそうだ。
一方、意匠法はというと、

  • H14 部分意匠
  • H15 新規性喪失例外
  • H16 意匠の類否判断
  • H17 部分意匠の効力

これでもか、というほど部分意匠制度について聞いているのは、どうしたことだろう。

実は、ちょっとだけヒントがある。これこそまことしやかに語られているヒントではあるが、実際にズバリ予想が成立してしまうことがある。幸か不幸か、身近に試験委員になった先生はおられるが、その方々から試験委員の議事進行について聞いたことは一切ない。まったく秘密主義が貫かれている(こういうところは、弁理士は小心者というか、生真面目である)のであるが、こんなことが話されているのは想像に難くない。

「去年の口述で部分意匠を話させたら受験生が誰もちゃんと答えてくれないんですよ。」

「そりゃ、困るねぇ。」

「それじゃ、今年の問題は部分意匠にしましょうか。」

(あくまでも想像ですがね)

例えば、特許の平成15年の口述では、「特許管理人」が聞かれている。一般に「特許管理人」の規定は、あまり勉強されないんじゃないだろうか。すると翌年、平成16年の論文試験では在外者の手続の問題がでている(おそらく特許管理人のことを書かねばならぬ)。もっとも平成16年の口述には共同発明の論点があったかどうかが分らないように、必ずしも予想できるとは限らないが、見ておいて損はないのではないか。昨年の口述の論点は特許庁のウェブページで知ることができるし、口述再現問題は各種受験機関で販売されている。

受験機関に縁が遠ければ、Amazon でも手に入ります。
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